こだまする歓声🎵

京都の名刹『大徳寺』の修行僧を経て、宇和島にある禅寺の西村住職に、白羽の矢が立ったのが 平成17年で、今から13 年前のことでした。
大本山大徳寺を勅願によって開山された、『大燈国師』の生誕地として、特例別格地と言う高く位置付けられているたつのの宝林寺再建のため、エースとしての役割と期待を担われることになったのです。  
着任当初から、宝林寺の再興はもちろん、地域の方々に愛され、誇りに思ってもらえる宝物として『大燈国師』の偉業を普及したい一念で、この13年間奮闘してこられました。
その地道な活動とたゆまぬ不断の努力によって、多くの方々の賛同を得て、この度『大燈国師顕彰会』が設立されたことは、先日ご報告した通りです。今後、会員募集が始りますので、是非御協力を いただき、地域の宝としてさらに輝きを増すことができれば幸いです。
国師は武将の嫡男として揖保町で生を受け、広く知識を蓄えそして教養を磨くべく、西の比叡山と称される、学問の聖地であった書写山円教寺に登り、勉学に励み始めます。少年が書写山に向かったのは、わずか11歳の時、すなわち現在では小学校5~6年生です。
そこで国師生誕地である宝林寺が、取り組む事業のひとつ として、11歳の少年が大きな志を抱きながら、書写山を目指したその歩みを、同世代のこども達とたどりながら、その志を体感することを目的として、こども達と一緒に書写山へのウオーキングを企画されました。
西村和尚さんが13年前、着任直後から描いておられた夢のひとつであり、並々ならぬ情熱を傾注され、この度実行の運びとなりました。
来る11月11日(日)、午前7時宝林寺に集合し、書写山に向かって全行程16キロメートル約5時間の ウオーキングを体験し、円教寺では坐禅も行われるとか。
紅葉も鮮やかに色づき始め、こどもたちの歓声がこだまする苦しくとも、楽しい有意義なイベントになるよう、ふるさとをあげて応援しましょう❕
連絡先、宝林寺西村住職
0791(67)0969