命の支え献血運動❕

昨24日、たつの市商工会主催の産業まつりが、好天に恵まれ盛大に開催されました。地元の食材に舌つづみを打ちながら、割安の特産品を買い求める多くの人びとで、アクアホールの駐車場はとても賑わいました。
小生も一員であるライオンズクラブも、このイベントに参加し、赤十字社と協力して献血運動を展開致しました。
午前9時に集合し、献血バスが到着するやいなや、テントを張りパイプ椅子を整える等、迎える準備を急ぎました。準備の仕上げは、協力者へ感謝の気持ちを込めた粗品である、卵3パックの袋詰です。
約100名分を万端整えて、多くの来場者に呼びかけたところ、たちまち待ち合わせの10客のパイプ椅子は満席となり、大変な盛況ぶりに、日本人の助け合いの精神が、旺盛なことに改めて感動した次第です。
この献血によって、支えられている輸血の需要は、増加傾向にあり、輸血用の約85%が、50歳以上の患者の治療に使われており、そのほとんどがガンや白血病、そして心臓手術等に、大量に使われています。
近年、安全性の向上と副作用の抑制のために、400cc献血や、成分献血が注目されています。特に血液中の血漿や血小板を採血し、回復力の遅い赤血球を、体内に戻す成分献血は、提供者の負担を減らし、多くの有効成分を得ることができます。
また、献血年齢は17~69歳ですが、10代~20代の方々の献血率が、著しく低いことが懸念されます。
若い人たちの献血意欲が減少することは、互いに命を支え合おうとする、崇高な精神の継承に支障をきたし、増大する輸血医療にも、甚大な影響を及ぼすことになります。
従って、教育の現場で、献血の重要性の理解を深めると共に、職場や大学等に献血バスを派遣することが、極めて重要に思います。
午後3時半に受付を終了しましたが、最後まで協力者の方々は途絶えることなく、最終的に約80名の皆様の『命の絆』を頂戴致しました。きっと多くの患者の治療に役立つことでしょう。感謝。