温故知新❗️故きをたずねて。
聞き慣れない言葉ですが、重要伝統的建造物群保存地区と言う、文化財の保護を目指す文部科学省の制度があります。
この制度の目的は、日本全国各地に残る歴史的に貴重な街並み、例えば城下町、宿場町、港町、産業遺産、山村等、の景観を維持保全し、後世に残すことです。平成29年度末で、117地区が重伝建の指定を受けて、保護活動を展開しています。
城下町では萩、弘前、角館、宿場町では川越、妻籠、門前町では京都、港町では長崎、函館、産業では桐生、有田等が有名です。県下でも神戸を始め五ヶ所が指定を受けて、往時の街並みに時の過ぎるのも忘れて、歴史的な輝きと癒しを求める人々で賑わっています。
これからのまちづくりにおける交流人口の増大を図る意義からも、たつの市の城下町と醸造の町の景観と風情を守り、磨きをかけ、活用するこ
とが急務であると痛感する一人として、約5年の間に、北は青森から南は鹿児島に至る約90ヶ所の重伝建を訪問してきました。
各地の賑わいは千差万別ですが、活力溢れる地域の共通点は、
①人々のふるさとへの愛着と誇りの強さ
②継続的な地域磨きへの取り組み
③郷土愛溢れるおもてなしの心
④創意工夫によるローカルビジネスへの取り組み
等です。
たつの市が、118番目の登録に向かって大きく前進することを期待しながら、引き続き117ヶ所完全訪問を目指します。
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