つわものどもの夢のあと❕

[たつの史最前線]の第2回講座が、去る7月14日、市立埋蔵文化財センターで開催されました。
6月9日の第1回目から、一ヶ月以上経過しましたが、今回も50名を超えるたつの歴史ファンが、酷暑にも拘わらず参加、熱心に市文化財課の義則氏の講演に耳を傾けました。
今回は(たつのの中世の城郭)で、氏は考古学に造詣が深く知識も豊富ですが、特に古代からの城郭研究の第一人者です。小生も一度県下唯一の古代山城城山城調査に同行しましたが、氏の100回を数える現場調査力に敬服しております。この努力の成果が、国史跡指定へと進化することを期待したいと思います。
市内の中世の城郭は、約20ヶ所にのぼり、香山城はじめ前期龍野城へと変遷しますが、当時の播磨守護職であった赤松氏の栄枯盛衰記の趣であります。
やがて戦国時代を経て、統一が成し遂げられ、本格的な封建武家社会が到来することになります。もののふ達が夢見た国づくりは果たして実現したのでしょうか。