偉人の足跡❗️

輝かしい令和3年の新春をお迎えになられたことと、心よりお喜び申し上げます。感染拡大中ですが、予防を徹底し、ワクチンを一日も早く開発して、安心して暮らせる日々が訪れることを念願します。
先日、知人から偶然に、藤原惺窩の話題になり、たつのに縁の場所があると教えていただきました。
戦国から江戸初期に活躍した朱子学の大家が、たつの市とどのような関わりがあるのか不明でした。
藤原氏は現在の三木市で公家の三男として生れ、早くから神童と呼ばれ仏門に入ります。17才で相国寺の禅僧となるが、朱子学に傾倒し学者への道を選ぶことになる。
近代朱子学の祖として、名声は高まり、徳川家康をはじめ多くの大名の指南役として活躍し、林羅山等の弟子を育てました。
先日、揖西町の知人を訪ねた際、近くの山すそに惺窩の石碑があるとのアドバイスを受け、早速現地に向かいました。
高さ3メートルを超える巨大な石碑がそびえ、前面には藤原惺窩先生遺跡、裏面は読みにくいですが、幼い惺窩が勉学に励んだ場所と記されているようです。
経歴によると8才から10年間、播磨の景雲寺で修行したとの記録が残されています。
専門家の調査を待つ必要がありますが、惺窩との深い縁そして、当時のたつのの教育水準の高さが、証明されたと思います。それ以後も三木清、露風先生等多くの俊英に受け継がれています。
教育は国家百年の大計と言いますが、一時もおろそかにできないとあらためて痛感した次第です。素晴らしい一年になりますようお祈りします。感謝。栗原拝。