可愛い語り人


17日、10回目を迎えた堀家の特別公開に、お邪魔してきました。
堀家は夲市の永富家と同様に、とても貴重な歴史文化建築として、平成25年に国指定重要文化財の指定を受けています。
現在も12代ご当主の生活の場であるため、普段は非公開ですが、秋も深まる好季節に、ご当主の特別の配慮によって、特別公開されています。
当主ご夫妻自らガイドをしていだき、多くの見学者を笑顔で迎えておられました。
さらに、地元自治会の方々がボランティアとして、温かい甘酒やにゅうめんを振る舞われ、また駐車場の誘導など、地域一体でふるさとの宝を守ろうとする熱い思いがあふれていました。
なかでも、小宅小6年生の生徒逹が立ち上り、地域の歴史文化を未来に語り継ぐために、ガイドをつとめてもらっています。
前回までは一人の生徒が全行程を案内していましたが、今回は長屋門や主屋など、要所7ヵ所で説明がありました。その分内容も詳しく充実し、参加者も熱心に耳を傾けておられました。
今回は所蔵の『四季花鳥図屏風』も展示され、彩りあふれる企画に感動しました。
当主ご夫妻の思いは保存は当然、地域の方々と連携協力しながら、地域の活性化のために有効活用出来ればと、未来の姿を熱く語りながら、たくましきこども逹に大きな期待を寄せられていました。