輝け相撲の聖地❕

少し寒の戻りがあったせいか、予想よりも一週間遅れのさくらの満開のタイミングとなりました。6日、龍野城🏯をはじめ公園の桜花爛漫を堪能致しました。
当日、『龍野倶楽部』主催の第三回野見の宿禰スタンプラリーが、見事な桜並木の続く公園を舞台に開催され、小生も参加させていただきました。
とてもたくさんのファミリーが参加され、こどもたちは賞品に歓声を上げ、達成感を満喫していました。
たつの出身で大阪在住の富岡氏を中心に結成された龍野倶楽部は、貴重なたつのの歴史的景観の保全、そして風情を守りたいと設立された、有志のふるさと応援団です。
その活動は多彩で、街並みの維持修繕、空家対策、重伝建指定への協力や地域資源の発掘、ふるさと納税の発信などに力強く支援をいただいています。
今回の『野見の宿禰』スタンプラリーも活動の一環で、相撲の聖地たつのを復活させたいと、顕彰会とコラボして始められました。
日本書紀によりますと、相撲の神様と崇められた野見の宿禰が、当麻の蹴速との御前試合に勝利し、出雲に凱旋する途中病を発症し、ここたつのの地で没しました。出雲の人々は遺徳を偲び、丘の上に手渡しで揖保川の川石を運び上げ、墓を築きました。その多くの人々の姿を見て野に立つ人々、『立野』そして『龍野』と呼ばれるようになりました。神話の時代に播磨と出雲との間に、交流があった証しです。
小生の幼い思い出に、初代若乃花、栃錦、朝潮などの有名力士が相撲道の隆盛と必勝祈願を兼ねて、たつの巡業に訪れていたと記憶しています。当時のスター力士の玉垣が墓のまわりに、今も整然と並んでいる光景は圧巻ですが、長年の風雪に耐えているので、早急な整備が求められます。
野見の宿禰はもちろんですが、その他にも多くの資源を持つたつの磨きに、今後もご尽力いただき、未来を担うこどもたちに、ふるさとの思い出を少しでも多く残してあげたいと、念願しています。