災転じて福となす❗️

昨年は『災』の文字で、締めくくられましたが、今年は、転じて福となすような、清々しい新春を迎えることができました。
早速2日から、予てより続けている重要伝統的建造物群保存地区ツアーを、再開致しました。日本全国118ヶ所が指定を受けていますが、昨年末までに、そのうちの98ヶ所を訪ねました。今年も、地域の郷土愛の発露として、後世に残すべき景観の保全に邁進している人々に出会う旅です。
今回の目的地は、北陸方面で唯一残っていた輪島市の黒島地区です。ここは、平成21年に文部科学省の指定を受けた、北前船寄港地の船主集落です。
約20ヘクタールの広大なエリアを埋め尽くす、下見板張りの統一感あふれる景観は見事です。冬の日本海の雪景色と鉛色の海にも負けず、堂々とした佇まいです。なかでも、国重要文化財の角海家の偉容は、圧巻の一言に尽きます❗️
今年、最初の訪問地が99ヶ所目です。このまちづくりへの熱い思いを求めてのツアーを続行しながら、一日でも早く、たつの市が重伝建指定を受けて、たつのの伝統と文化に相応しい誇りと、賑わいあふれるまちづくりに期待したいものです。