備えあれば❗️

昨日、新型コロナウィルスの感染者が減少傾向にあることから、緊急事態宣言が一部解除されました。
兵庫県をはじめ、東京など8都道府県の解除は、残念ながら延期され、引き続き外出自粛や休業要請は継続されます。
今後の推移によっては、段階的解除が各知事の決断に委ねられることになります。
この方針は、感染防止に細心の注意を払いながら、同時に萎縮する国民生活の再生と、疲弊する経済活動の再開をめざすものです。
よく語られていますが、約100年前の大正9年、世界的に流行したスペイン風邪の記録では、合計3波の流行に襲われ、日本でも約39万人の尊い命が、残念ながら失われました。
1波から3波まで数ヵ月の間隔で押し寄せ、2波の致死率が最も高かったと記録されているそうです。
それによりますと、当時も医療従事者の不足、治療材料の欠乏、マスクの高騰など、現在と共通する課題が指摘されているそうです。
今後、おそらく感染者の減少傾向が続き、兵庫県も目安の新規感染者数の条件を満たし、自粛要請や行動制限が緩和されると思います。
しかしながら、2波に襲われた北海道の教訓に学び、流行の再燃に万全の備えを期す必要があります。
出口戦略の議論もさることながら、集団感染の発生など2波を想定し、明確な基準を定めて、すみやかに緊急事態宣言を再発信するための入口戦略を構築することが急務です。
さらに、1波で明らかになったマスクや消毒用アルコール等の感染防止資材の備蓄、発熱外来の充実、迅速な検査体制、トリアージの徹底、病床と療養施設の確保、医療マンパワーの集中と医療用資機材の確保に努める必要があります。
何よりも大切なことは、まず自らの予防対策を徹底することに努め、早く終息させることです。警戒を緩めず頑張りましょう❗️感謝。