伝えよう伝統芸能‼️

先日2日、播州段文音頭後継者育成塾に参加させていただきました。会場内は熟達者から初心者までの、約50人の熱気につつまれていました。
夏の風物詩と言えば、まず盆踊りです。盆踊りと言えば、炭鉱節と播州段文音頭です。
盆踊りの起源は、鎌倉時代の一遍聖人が行脚の途中に、広められた念仏踊りだとされています。
播州段文音頭の第一人者である上田忠男氏は、念仏踊りがやがて阿国によって、歌舞伎踊りへと進化し、さらに段物『語り文句』と音頭『節回し』が融合して、段文音頭が誕生した。そして庶民芸能として根付き、今日までその伝統と技を競いながら発展し、人々に愛されてきたと述べられました。
したがって、ご当地の物語りや振り付け、拍子、太鼓の打ち方にも、地域の特性が反映され、変化を遂げたようです。
近年、多くの関係者のご努力によって、新な試みとして、自然の恵みと豊かな大地に感謝し、母なる揖保川の流れを表現した振り付けに、統一されようとしています。
さらに、従来音頭師に任されてきた歌詞についても、このたび『安珍清姫』から『先代萩』に至る20編に歌詞がまとめられました🎵
ふるさとの特色を生かしながら、数百年の間語り継がれ、そして紡いでこられた貴重な伝統芸能である播州段文音頭を、しっかりと次の世代に引き継いで行こうとする取り組みに、深く感銘を受けた貴重な体験となりました。ふるさとを代表する伝統芸能が見事に、歌い継がれることを期待してます。